RubyKaigi 2019 で登壇しました。

RubyKaigi 2019 CFP を書いた - @watson1978 の日記 で応募した CFP が無事採択されたので、RubyKaigi 2019 で登壇してきました。CFP を採択、運営に携わったスタッフの皆さんに感謝です。

CFP にはエモいことを書いたりしましたが、RMagick がどう改善されていてどういう方向性で進むのかがみなさん興味あるでしょうから、それを全力で話したつもりです。至らない点があったら申し訳ない。

スライドの英語を添削してくれた RMagick Team メンバーにも感謝です。

以下は自分の印象に残ったことを。

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「RubyKaigi 2019 前夜祭 - Ippudo Party!! -」に参加いたしました。ペパボさんで「大名エンジニアカレッジ」というのを始めるそうで、igaigaさんが大名に任命されてた。おめでとうございます(\( ⁰⊖⁰)/)

1 日目

いよいよ Ruby 3.0 が現実的になってきたなと。キーワード引数に非互換な変更がRuby 3.0に入るそう。Ruby 3.0で動かないコードをRuby 2.7で警告するようになるそうなので、あらかじめ潰しておかないと 2020 年に痛い目にあいそうです。

通訳さん大変ですよね。事前にどんな発表するか原稿っぽいのを日本語で書いてたのをスライドに付けて提出していたのですが、打ち合わせ開始時に雑に質問した結果、

そりゃそうだとか思った。距離感は縮まったと思う。

2 日目

大体パフォーマンスが絡むトークに出ていました。「Six Years of Ruby Performance: A History」で Rails アプリが Ruby 2.0 から 2.6 で 172 % ほどパフォーマンス向上しているとか。スライドを見直したいので資料公開されてないだろうか・・・。

RubyData Workshop に参加してきました。定期的に「OSS Gate東京ミートアップ for Red Data Tools」に参加させていただいているのですが、Workshopで普段どんな活動をしているか軽く話させていただきました。メンバー増えるかな?

Vladimir さんのトークを聞くのは2度目なのですが、Ruby の JIT でいきなりネイティブバイナリにする代わりに MIR という中間層を入れたいみたいな話が変態過ぎてすごかった。

3 日目

MessagePack の最適化がヤバいし、トークが終わったあとに質問から突然の開発者会議っぽいことを arm社の方々が繰り広げ始めてやばさしか無かった。

ActiveRecord に Apache Arrow を組み込む話は未来を感じたので是非実現させたい。

卜部さんの最適化に関する話は職人的なものを感じた。すごさしかない。

Closing keynoteの最適化の話は Ruby のコードをどう組み直すと何パーセント早くなったか、今回の RubyKaigi で私が一番多く Ruby のコードを見たトークでした。実際のアプリで全ての技をつぎ込むのは厳しいというかメンテナンス困難になりそうだったが、frozen string literal とか簡単なところからはじめて行きたい。